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EXDESIGN

イラスト・アニメーション制作のディレクターのお仕事について

みなさんこんにちは!こつめです!

最近すっかり春めいてきて気分もウキウキしてきますね・・・!


エクスデザイン社員のお仕事についてお話ししていこうかと思っています!

今回はイラスト・アニメーション制作のディレクターのお仕事についてご紹介致します。

なかなかイメージが沸きづらい部分もあるかと思うので、実際にディレクター業務を行っている社員にいろいろ質問をしてみました!

回答をまとめましたのでぜひご覧ください。


まずはお仕事の流れについて聞いてみました!


●ディレクターのお仕事の流れ

・クライアントから制作物の依頼

制作物の依頼の概要がクライアントから提示され、ディレクター側で内容の確認を行い、 依頼に沿った内容の見積りを作成します。


・仕様書への理解

内容を確認し、不明点があればクライアントへ確認、仕様書の補足を行います。

・制作指示書の考察

イラストやアニメーションを制作する際に必要な情報が揃っているか、仕様に対して矛盾が無いか、見積りに対して合っているか、倫理的に問題が無いかを、クリエイターに発注する前に確認します。


・依頼するクリエイターの選定、依頼

クライアントから依頼を受けた案件に合ったクリエイターを精査し、ポートフォリオの提案を行います。クライアントから指名やアサインの了承を頂いた後にクリエイターに詳細を説明し、スケジュール、制作内容の可否を確認します。


・制作物のディレクション(デッサンを見る、赤入れ)

クリエイターからの提出物が、仕様書や指示書の内容をきちんと反映されているか、デッサンに違和感が無いか、クライアントが求めているクオリティに至っているかを確認します。クリエイターからの提出物に修正の必要がある場合は、ディレクターや専属の担当が赤入れ画像を用意したりする場合があり、クライアントの求める基準を満たすレベルの提出物になるように監修していきます。


・クリエイターのスケジュール管理

発注時に、各工程別に提出スケジュールをこちらからクリエイターに伝えます。

クリエイターから連絡がなく、提出予定時間より過ぎている場合、状況の確認や提出日の再確認を行います。

何らかの事情で制作の遅れがある場合、クライアントへ連絡しスケジュールの調整等を行います。


・クライアントからのフィードバックとクリエイターへの連絡

提出物に対し、クライアントからの修正指示があった場合、内容の理解に努め、不明点がないか・巻き戻りがないかを確認し、不足・不備があればクライアント確認を行い、情報を整えた上でクリエイターへ修正指示を伝えます。


・クリエイターへの制作費に関しての連絡

クリエイターへ依頼・発注時に合わせて、制作費の相談・折衝を行います。

納品した後に、請求書を用意いただく連絡をします。


なるほど!!お仕事の流れは分かったのですが、分からない単語がいっぱいなので

いろいろ質問をしてみようかと思います!


・仕様書とは何ですか?

依頼内容の満たすべき条件や内容を明確化し、まとめた書類のことです。

・発注するイラストやアニメーションの概要

・納品形式やカラーモード、画像サイズや解像度

・どのような工程別の制作・提出フローになっているか

・納品物がどのような使用媒体および用途になっているか

・クライアントが求めるイメージ(構図やテイスト、使用する色味の傾向、演出など)

・その他、制作に関する詳細な要望

・制作に関する提供資料

・著作権に関する情報

・希望するスケジュール


・制作指示書とは何ですか?

依頼されるキャラクターや制作物ごとに、個別具体的に「こうして欲しい」という要望が指示されている資料です。案件やプロジェクト、クライアントにより記載内容は変わりますが、キャラクターであれば性別や体型、服装など外見に関係する内容が指定されています。


・デッサンを見る、赤入れとは何をしますか?またやったことがなくても出来るようになりますか?教えてくれる人がいたりなどサポート体制はありますか?

デッサンに関しては、案件によりクライアントが求めるキャラクターの体形の傾向や癖は異なりますが、人体の基本的な構造として破綻していないかを客観的に判断し、正しいデッサンへ修正するために赤線で修正箇所をこちらで描きます。

ディレクター自身が赤入れを行わない場合は、一定レベル以上の力量があるクリエイターと契約をし、案件にあった赤入れを行う体制を構築しています。


・クライアントからのフィードバックをクリエイターにお伝えする際に気を付けていることはありますか?

フィードバック内容が理解し難い場合は、クライアントへ事前の確認を行い、クライアントからの修正指示がキツい言い回しなっている場合は、クリエイター側に負荷をかけないように、修正指示内容の言い回しを変えるなどしています。

また、補足説明が必要な場合はディレクター側で修正指示を噛み砕き、クリエイターが制作をスムーズに進めれるような指示に変更するなどの工夫を行っています。


細かく教えてくださってありがとうございます!!

下記の質問はチームの皆さんに聞いてみました!


・ディレクターのお仕事に向いている人ってどんな人ですか?

  • クライアントとクリエイターの間にあるのがディレクター業務のため、伝達能力のある方。

  • クライアントとクリエイターの間に立ち、制作を円滑に動かすのがディレクター業務となりますので、テキストでの伝達能力と、相手の立場に立って考える事が出来る人が望まれます。また、イラストやアニメーションへの興味がある方や普段からそういったカルチャーに触れている方。

  • 円滑に間に入って伝達できるほか、複数のタスクをタスク管理することができ、優先順位をつけて進行できる方。

  • 報連相が出来て、コミュニケーションが得意など、受け手を起点に考えられる方。

・ディレクターの経験がなくてもお仕事は出来るでしょうか?

  • 適切な報告・連絡・相談ができる誠実な方であればできると思います。

  • 経験なくても可能だと思います。チャットやメールで何かしらの制作物の進行管理などのやり取りといった近しい業務の経験があるとより良いかもしれません。

・ディレクターのお仕事をしていて嬉しかったことはなんですか?

  • 制作されたイラストがリリースされた時です。

  • クリエイターと共に制作したイラストやアニメーションが完成した時や、納品物が実装された時はとても嬉しいです。

  • クリエイターのこだわりや工夫した箇所が、クライアントへ上手く伝わった時は嬉しいです。

  • クライアントやクリエイターの喜びの言葉を頂いた時。

・ディレクターのお仕事をしていて大変だったことはなんですか?

  • 制作途中のクリエイターと連絡がとれなかった時ですが、その際は代わりのクリエイターを探したり、クライアントへの連絡をしたりカバーできるように動く時が大変です。

  • クリエイターと連絡が取れなくなった時にクライアントに迷惑をかけないようにリカバリーをする時や、理不尽なフィードバックがクライアントから戻った来た際に、クリエイターに迷惑をかけないように動く時はとても大変ですが、何とか上手く進めらるかどうかが腕の見せ所です。

  • 全てを自身の裁量だけでタスク管理をできる訳ではないので、瞬間的に多くのタスクが重なってしまう状態になってしまっている時があり、気がそれてしまい大変に感じます。 一度落ち着いてお茶でも飲んでから整理しなおして対処しています。

  • 急なスケジュール変更などがあった時の調整や対応などは大変です。そんな時は、クライアントやクリエイターの状況を確認し、 中立の立場である事を忘れずに、最大限の調整をする様にしています!

・ディレクターのお仕事をする上で気にしていることや意識していることはありますか?

  • 連絡事項はわかりやすくまとまった状態で記載することです。

  • クリエイターへなるべくストレス無くスムーズに制作に専念できるように意識しています。また、クライアントに迷惑をかけないように、スケジュールの管理は常に気にしています。

  • 多くのタスクが同時進行するので、都度タスクのボールを誰が持っているかを可視化し把握できるよう、常に気を配っています。

  • チャットでのやり取りがメインのため、文章を分かりやすくするために、箇条書きや枠をつけたりなど、工夫を意識しています。


以上ディレクターのお仕事についてでした!

いろいろ詳しく知ることが出来てこつめも勉強になりました・・・!!!!

ディレクターの皆さんが常にクライアントとクリエイターのことを考えてお仕事をしている様子が伺えて、その姿勢がとってもかっこいいと感じました・・・!!

もし当社が採用募集中で応募を考えている方がいたら、是非ご参考にしてくださいませ・・・!



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